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がん21世紀驚異の奇跡(上巻) 著者: 王振国/金順明 |
はじめにガンの「痛み」に襲われるのは、患者サンだけではありません。つまり、ガンのつらさと闘うのも患者さんだけではないのが現実です。 私は医療の現場で、患者さんの「痛み」の感覚を共有する家族のも 「痛み」の感覚があるということを実感してきました。 皮肉なもので、その家族のきずなが深ければふかいほど、 この、「痛み」は大きくなっていきます。 告知の是非をもめぐり、ここにガンという病の大きな問題が隠されているように、 私はつねずね思っております。 例えば、難治性のガンになってしまった人がいるとします。 すると、医師は最初に、患者さんの家族の誰かを病院に呼んで、 検査結果を伝えるでしょう。 医師がガンを患者さんには告知しなくても、家族に伝えるのは普通だからです。 そんな場合、この病気の恐怖におびえるのは患者さん自信ではなく、現実には家族です。 その精神的な「痛み」がいかなるものであるか。仮に、医師がガンを本人に告知しないとしても、 家族は精神的な「痛み」を、患者さん本人の前で、どこまで隠し通せるものでしょうか? もし、それをうまく隠し通せたとしても、患者さんの痛みが止まるわけではありません。 しかも、ガン細胞は、患者さんの身体の奥で確実に分裂を続けています。 ガンステージ(進行状態)が進行期に至っていれば、病気特有の「疼痛」が始じまります。 例えば、肺がんであれば、「痛み」を伴う咳に悩まされているものと思われます。 この「痛み」は、あなた方ご家族の精神的な「痛み」と異なる、ガン患者特有の肉体的な「痛み」です。 末期ガンの患者さんのうち約7割が、「疼痛」に対する継続的なペインコントロールが 不可欠な段階にまでいたっているという報告があります。 そして、この「痛み」は、さらに、ガン治療とはかけ離れた「不安」や「痛み」をもたらしてしまいます。 例えば、手術で早期ガンを治療した後でさえ、ガンという病気である以上、患者さんやかぞくには 「再発不安」が訪れます.また、その不安が高じると、恐怖症といえるほどにまでになってしまいます。 もしも、ガン治療が開発できたら、おそらく人類は、長い歴史の中で払拭することができなかった、 「不安」や「痛み」の感覚を、また一つ解決したことになるでしょう。 私の開発した「 現在も、さまざまな動物試験のほか、多数の臨床試験データを元にした「 中国や米国の研究所などで進められています。 多くのガン患者にとって、最も切実なのは、「自分のガンは治るのか」また「再発は防げるのか」 といった思いです。 この点にかんがみて、私の専門分野から掘り下げた医学上.漢方薬剤学上の問題を 主な話題にしていますが、ガン患者の心の問題もできる限り率直に述べさせていただいたつもりです。 2000年4月 中国国家中青年突出貢献専家.医療研究員 吉林省通化長白山薬物研究所所長 王振国 |
| 【もくじ】 第1章 中国医師・王振國のプロフィール 患者よ、治療を放棄してはならない 抵抗力を弱める危険因子の実験 漢方医学とがんとの闘い 末期がん患者とその娘がたたいた運命の扉 長白山で薬草を探した少年の日 漢方しかなかった 腫瘍はがんの症状であって、病気そのものではない 「夢の薬草」を求めて 原石を宝石に磨き上げる仕事 訪れた末期胃がん患者の苦痛 胃がんが消えた日 続々と寄せられる医療機関からの臨床報告 第2章 がん発生のメカニズム 増加するがんのデータ 次第にわかってきた発がんのメカニズム 生活習慣に潜む危険因子とがん発症のきっかけ 酸素は生命を早く燃え尽きさせるかもしれない!? がんの原因物質=活性酸素 進化で培われた生命の酸化防御機能 活性酸素から身体を守るメカニズム 徐々に浸透する漢方薬の利用 第3章 驚異の抗がん新薬「 漢方の「全体観」に基づいた自己治癒力の増強 |
長白山で生育する薬草の驚くべき特徴 米コロンビア大学での調査が示す有効性 有効成分を薬草から抽出するテクノロジー 現在の治療法では副作用が大き過ぎる! 定期健診の必要性 「がん年齢」は本当にあるのか 早期がんの自己チェック 第4章 がん患者の痛みについて 消化器系のがんにどう使うか 肺がんや咽喉がんにどう使うか 肝臓がん、胆嚢がん、胆管がん、膵臓がんにどう使うか 腎臓がん、前立腺がん、卵巣がん、乳がん、子宮がんにどう使うか 脳腫瘍や悪性リンパ種、白血病にはどう使うか 使用時に必要な注意 「最善の健康」を目指して 今まさにがんを追いつめた 第5章 がんからの生還〜 悪性リンパ種を 「余命2ヵ月」からの生還を果たす(許邦心氏/38歳・男性) 末期肺がんが 腰痛から腎がんが診断され・・・(胡興富氏/73歳・男性) 肺がん再発の恐怖からの開放(徐進堂氏/66歳・男性) |